熱情深夜

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「……ッ……!」 「すっげ甘い……。お前、甘党だからかな? 汁も甘い気がする」 「ンなわきゃ……ねっだろが! サムい冗談こいてんじゃね……っての」 「冗談なんか言ってねえさ。マジで……甘い。もっと……出せねえの? もっとたくさん……舐めてえんだけどな」  吐息交じりに雄全部を包み込むように深く咥え込まれて、キュウっと音がするくらいに吸い上げられる。 「バッカやろ……牛の乳じゃねんだから……って! や……っべ、ンなんしたら……遼二ッ!」 「出していいぞ?」  巧妙な舌使いにゾクゾクと唸る快感が抑えられない。ビクりと内股が震え、本当に達してしまいそうだ。紫月は遼二の髪をグシャグシャと撫で回す音で、自らの嬌声を隠さんと悶えた。 「遼……俺もしてえよ……お前の舐め……てえ……」 「……嬉しいけど、ここ狭えからムリだろ」 「けど……あッ……!」  紫月の雄を味わいながら、自らのモノももう片方の手でしごいていた遼二は、互いの絶頂が近いことを悟ってゆるりと立ち上がった。
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