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「紫月、ほら……お前も立ってみ? 一緒にイこうぜ」
半ば腰が抜けたようにして反応じまくっている紫月を抱え上げて立たせると、互いの雄を抱き合わせにして擦り上げた。
「な、こうしてっと……思い出すよな? 初めてお前とこれ……ヤった時ンこと」
「……ッはぁ、……遼……」
「覚えてんだろ? 初めて抜き合いした……一年の夏キャンプん時さ、すっげ懐かしい……」
「……ん、もち、覚えてっけど……」
紫月はもう限界寸前で、相槌を打つのもままならないようだ。息遣いといい、押し殺した嬌声といい、酷く淫らで、その表情は陶酔しきっているようだ。暗くてよく見えないのが恨めしいほどだった。
「……遼……出る、もう……もたね……」
まるでしがみ付くように両腕を回して抱き付いてくるのが、たまらなく愛おしかった。遼二は片方の手で紫月の腰を引き寄せると、
「俺も……イきそ……紫月……ッ、いい……か……」
「ん……」
絶頂を迎えると同時に、愛しい気持ちを乱暴なくらいのキスに代えて、二人は互いの腹を濡らし合った。
◇ ◇ ◇
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