~prologue~

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~prologue~

 遠雷が聞こえていた――  春まだ浅い空に走る閃光が、曇天を突き破って(とどろ)(うな)る。  今にして思えば、これから起こる怒濤(どとう)の出来事を知らしめる予兆だったのかも知れない。
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