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知ってしまった。
「さとみくん、今日空いてる?」
携帯に入った通知を確認する。
隣にはぐったりした莉犬がすやすやと眠っている。
昨日した事を思い出したのと酔いが回っているのか少し頭が痛い。
「空いてるよ」
さっきころんから来たメッセージに返信をする。
既読はすぐについた。
数秒たった後にまたメッセージの受信音がする
「さとみくん家でいい?」
少し戸惑ったが
「夕方ならいいよ」
とOKのスタンプを添えて送信した。
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メールの着信が鳴る。さとみくんからだ。
「空いてるよ」
メールだと向こうの気持ちが分からないから複雑だが今日空いてることは分かった。
けれど……………
「いつもより既読がつくの遅かったな……」
やっぱり昨日…………
実は昨日サプライズでさとみくん家に行こうとした。
エレベーターで5階まで上がって右に真っ直ぐ。
突き当たりに差し掛かった時、さとみくん家のドアが空いた。
バレそうだったので隠れたがそこには小柄な人がさとみくんと話をしていた
赤いサラサラとした髪には見覚えがある。
「莉犬………」
感覚が遠のいてゆく。2人はさとみくん家に入っていった。
なにかするのだろうか?やな予感がする。
このまま1人にされてゆくような…………
明日聞いてみよう。
今日は帰って夢でも見よう。
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夕方、インターホンが鳴った。
昨日とは真逆な青っぽい髪が画面に映る。
「おすおす!」
元気な声でこちらに来たころんを部屋に通す。
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夕方、インターホンを鳴らす。
いつものように微笑みながら家に入れてくれたさとみくんに「おすおす!」とだけ挨拶をして部屋に入ってゆく。
…………………甘い匂いがする。
僕は振り返って後ろにいるさとみくんに声をかけた。
「お水飲んでもいい?」
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部屋に入ったころんに
「お水飲んでもいい?」
とだけ聞かれた。
「冷蔵庫の中に入ってるから飲んでいいよ」
部屋の中に若干甘い匂いがするが
気づかれてなくて良かった。
ころんはコップに水を注いで飲み干した。
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「冷蔵庫の中に入ってるから飲んでいいよ」
と言われたのでキッチンの方へ行った。
冷蔵庫の中にあるお水を取る時、いつも缶のビールがストックされているところを見る。
……3本ぐらい無くなっている。
いつも6、7本は入っているのに今日は3本しかない。
予想が合っていれば昨日酔った勢いで……
僕は悟った振りをして水を注いだ。
飲み干した後喉に残るこの感覚は”違和感”なのだろうか。
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どもども。こしあんです。
今回から2人の視点で書こうと思ったのですが…………矢張り慣れないもので:( ;´꒳`;):
上手い人とかのアドバイスが欲しいです(笑)
次回は私の推しカプになりますのでテンションが上がっております(*‘ω‘)-з
次回もお楽しみに👋
楽曲 R Sound Design様「flos」
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