飲みの過ち

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 シャワーの音が止まって、しばらくしてバスローブに身を包んだ課長が出てくる。そしてオフィスにいるときと変わらないキリッとした視線で俺を見ると、ベッドの縁に腰を下ろした。 「あの……課長?」 「シャワー、浴びないのか?」 「あぁ、うっす。あの……」 「とりあえず、シャワー浴びてこい」 「はい」  とりあえず僅かに残ってる酒を熱いシャワーでスッキリと覚まそう。俺はいそいそとバスルームへと向かった。
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