我々はネコである。干支には無い。

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 それからネコたちは、  ネズミというネズミを殺戮した。  ネズミというネズミを捕食した。  ドブネズミだろうが、  ハムスターだろうが、おかまいなしに。  ただただ獰猛に、ネズミを食い尽くした。  すべては、干支にネコを加盟させたいがため。  ネズミさえ絶滅すれば、ネコが干支に参入できると信じていた。    永い時間が流れ、西暦xxxx年ーーついにネズミは絶滅した。  そう、干支の序列一位ーー『子』の姿はなくなったのだ。
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