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広島県に原子爆弾を投下されたからと言って米国に原子爆弾投下して許される訳ではないのだと芳彦は考えたのであった。
彼は仕返しとは普通の個人でも許されないことは多いのである。ましてや国家間で仕返しの繰り返しをしたら、世界大戦になってしまう恐れがあると心配していたのだった。
だから中学生時代に芳彦はいじめられても仕返しをしたことはなかった。
高校生時代はいい友人に囲まれて平和であった。
彼は急に不安になってきたのである。少しの時間の広島の原爆投下直後の街を歩いた体験だけでも恐怖を感じたのだった。今いる場所に再び原爆が投下されたらどうなってしまうのだろうかと考えていた。
芳彦は原爆に限らずに戦争は許されないと思っていたのであった。
彼はインドの指導者ガンジーに共感していたのである。
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