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ぼく
早乙女 陽
(サオトメミナミ)
「せ、せんせいっ!」
救護室担当医
妖艶 魁
(ヨウエンイサオ)
『ハハハッ…冗談だ。
さて、もう寝る時間だろ?
明日も救護室で待ってる…』
ぼく
早乙女 陽
(サオトメミナミ)
「は、はい…夜分遅くに
すみませんでした。
おやすみなさいです…」
電話口
妖艶 魁
(ヨウエンイサオ)
『礼儀正しいお嬢さんだ…
嗚呼…また、明日な…
おやすみ、みなみ…』
心地よい低い声が耳に響き
ぼくは電話を切った。
なんだろう…この気持ちは…
ぼく、もしかして…妖艶先生のことが…?
と、とにかく寝よう…
明日も学校だもん。
寝不足でみんなに
迷惑はかけられないよ…
ぼくはスマホを充電器にさして
目を閉じて眠りについた………
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