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真夜中の論争 2
今日は、金曜日。明日は学校が休みで部活は……知らね。ゲーセンで遊んでから駅前のサ○ゼに行って、学校の話とかをして時間を潰してから、ホテルにあるナイトプールへ行く。
時間は、24時。シンデレラどころか、高校生は補導される時間だけど、風太はこのホテルの社長の息子で、利用時間が過ぎた後、オレ達だけにナイトプールを解放してくれる。
荷物そのままナイトプールがある屋上へ行く。普段ならヒップホップなBGMやDJが流す音楽が飛び交っているが、営業時間外もあって、やっぱり静かだった。
プールサイドから見える夜景を眺めながら、水着に着替えた。高層ビルだし、見えやしない。ライトに反射してカラフルになっているプールに入って写真を撮り、SNSにアップする。
風太と撮れば『いいね』をいっぱい押してもらえるから楽しい。思い出も増えるし、一石二鳥だ。
少しでもいい写真を撮ろうと何回も自撮りをするから自然と体が引っ付いては離れ、引っ付いては離れと、密着する。上半身裸の状態で抱きつくから、風太の心臓の音がよく聴こえた。
スマホのカメラに集中しなくちゃいけないのに、風太を意識してしまってじわりとプールの水滴か、汗か分からないものが、おでこからいっぱい出てくる。
「アカネ……?」
スマホの中に映るオレが笑わなくなって、風太が違和感に気づいた。風太はプールの中で足を上げて膝をオレの股間に押し付ける。
「あっ……、ま、待って、こ、こじゃ……」
慌てて股間を手でガードして抑えれば、風太はオレのお尻に熱く硬いものを押し付けた。
「大丈夫、俺もだから……」
肩に風太の吐息がかかる。
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