*荒れる心と本当の気持ち*

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*荒れる心と本当の気持ち*

「だから大潮だって!お前だってわかっているだろ」 「反対に涼介は何もわかっていないじゃん」 「わかっているよ。俺だってお前のこと好きだよ」 「はーい不正解。僕が言ってるのは涼介が好きなの」 「他のメンバーと一緒にいることが好き。とは意味が違うの」 「え?」 「僕は涼介にキスしたいし、抱きしめて欲しいし、もう少し大きくなったら肌を合わせてみたい。そういう好き」 「意味わかる?」 俺は何かを言わなければと思っているのに肺に空気が入ってこない。 「あ・・あ・・」 「あはは。困ってる。困ってる。夏休みに言っておいてよかった」 「答えがもらえなくても言えた。満足だよ涼介」 「本当に好きなんだ。いつも隣を歩けてうれしかったよ」 そして潮位がギリギリまで上がっている堤防の上にいた竹流は姿を消した。
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