貴族の私がイケメンの一般人を大好きになる

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1.貴族の恋 私の名前はクロス・マリア。 年齢21歳で貴族。 実は私大好きな人がいまして告白しようかどうか迷っています。 しかし、その人の事を今は尾行しています。 バレるかどうかが冷や冷やしています。 貴族の情報網を使って名前と年齢までわかります。 お名前がアイル・イルマ。 年齢が21歳でごく普通の一般庶民。 その人はイケメンでかっこいいの。 私好みだわ。 まだ歩いているのね。 何処に行くのかしらね。 立ち止まったようだった。 私は隠れようとしたけど、隠れる場所がなかった。 するとこちらに寄ってくる。 「あんたさぁ、俺の事をつけてきているでしょ?」 「さぁ、何の事でしょうね」 「いやいや、知らないフリしなくていいからさ」 「はぁっ、バレたら仕方ないわね」 「で、何で俺をつけてきたの?」 「貴女の事が大好きだからよ」 「はっ? 面識ないのに大好きってどうかしてるな」 「そうかもしれないわね、アイル・イルマ、21歳」 「なぜ、名前と年齢を知ってやがる」 「あんまり貴族を舐めないでほしいわね」 「あんた貴族なのか」 「私は貴族、クロス・マリアよ」 「マリアさん、大好きって言うけど、俺は貴族でもなんでもない、いいのか?」 「ええっ、構いませんよ、貴女がイケメンだから私の好みなので大好きになったの」 「なるほどな、じゃあ、正式にお付き合いさせて頂きます」 「それが賢明な判断よ」 「まぁ、いいか」 私はついにイケメンの心をつかんだ。 今はとても嬉しいです。 これで晴れてイケメンとお付き合いできる。 うふふっ、イケメンとのお付き合いはきっと楽しいになるわ。 「そうだわ、後これにサインをお願いね」 「何だ、この紙は?」 「正式にお付き合いをするという証よ」 「そんな事をしなくてもいいのにな、まぁ、書くか」 イルマは紙にサインをしていく。 サインが終わると私に渡してくる。 私は受け取ると魔法でその紙を保存した。 「今何しやがった」 「魔法で紙を保存しただけよ」 「すげぇな、俺魔法を使えないから羨ましいな」 「魔法が使えないのね、それは残念ね」 「貴族は何でもできていいよな」 「イルマも頑張ればできるようになるわよ」 「本当か?」 「本当よ、私が教えてあげるわよ」 「それは嬉しいな、貴族に教えてもらえるなんて」 「それと明日、私の家に来てね、これが地図よ」 イルマは地図を受け取る。 「じゃあ、また明日ね」 私とイルマはお話が終わるとそれぞれ家に帰宅する事にした。 私の場合はお屋敷に帰るんだけどね。 お屋敷に着くと中に入る。 このお屋敷には何人ものメイドがいる。 大抵の事はメイドがしてくれるので助かっている。 私は自室に戻ると高級な椅子の上に座る。 「イケメンってなんでいいんだろう、私はイルマとの出会いを大切にね」 明日が待ち遠しくて堪らない。 私は寝台に近づくと上に乗って横になると目を閉じて眠る事にした。 この後、私はイルマと長くお付き合いして結婚してハッピーエンドになりました。
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