番外編

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そんな遥人君も春に大学を卒業したら若の友人が経営する会社への就職が決まっている。 事務所のアイドルがいなくなるなんて…寂しくなるわ……。 お昼を食べて午後もバリバリ働いた。 女装してテツコになっている時の自分は無敵な気がする。 不思議なもので仕事の時はこうやって女装しないと気分が上がらないのだけど、プライベートな時は別に女装しようとか思わないんだよなぁ。 一日の仕事を終えて、テツコから鉄男に戻る。 若と遥人君はもうテツコと鉄男が同一人物ということに慣れてくれていて、女装を解けば鉄男として僕に接してくれる。 「鉄男さん、今日も行くんですか?」 帰り支度をした遥人君が今日もあの店に行くのかと聞いてきた。 もちろん今日も行くつもりだ。
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