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しばらくすると、部屋の扉が開いて、空ちゃんが部屋に入れてくれた。
「凛! 私、昨日春香と喧嘩して別れて、その後、その後…」
と空ちゃんは泣き出してしまった。
「大丈夫! 必ず春香ちゃんは見つかるから、待ってて!」
そう言って、急いで家に帰り、サンタさんに願い事をもう一度書いた。
まだ12月25日だ!
だから、サンタさんはまだ願いを聞いてくれるはず!
そう信じて手紙に、春香ちゃんを返して!と書いて、クリスマスツリーにぶら下げた。
不安な一夜が明け、26日の朝、空ちゃんのお母さんがまた、電話をかけてきた。
「そうなの」
「うん、よかったね」
そんな声が聞こえてきた。
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