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小学生のうちは、意地になってバスケを続けた。
お母さんにも、中途半端で投げ出すな！と言われていたし、空ちゃんへの執着を捨てて、別に空ちゃんに嫌われてもいいと考えを変えた私は、プレーに大胆になれた。
チームメイトやコーチには、最近の凛は急に成長したと言われて嬉しかったし、一皮剥けたプレーが出来るようになった私を、お母さんも褒めてくれた。
もちろん、バスケは大好きだ。
でも、中学ではバスケ部に入らなかった。
なんでかって…バスケはチームプレーだから、空ちゃんへの遠慮とか、周りを気にしすぎる私には、やっぱり向いてないって気づいたから。
中学では、新しい自分と、新しい友達と、自分を出せる場所を見つけたい。
ゆっくりでも、きっと見つかる。
もし、だめなら、またサンタさんにでもお願いしようかな…
そんな風に思った。
完
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