徒然日記

世界観

　昔から知り合いに、良くも悪くも、
『世界観が変わってるね』と言われることが多い。
本人、自覚はない。

　あるとき、（正確には思い出せないのだが）
「見えてる世界が違いそう。なんか私とか別の動物に見えてそう」
と言われた。
私からすれば、「君の方が変わってるよ」と言いたいところなのだが。

　世界観が変わっている人間が『自分は変わった世界観を持っている』と自覚するのは難しいと思う。
そもそも世界はその人を通してしか見ることができないのだから、その人にとっての『普通』が、その人の世界の『普通』になる。
よっぽど数値的なものさしがない限り、『普通』とは相対的なものに過ぎない。
さらに、全ての人間はそれぞれ違う世界観を持っている。

そう勝手に思っている私は、
「世界観が変わってるね」と言われたら、
「君もね」と返すようにしている。
その言葉が善意からくるものであろうと、悪意からくるものであろうと。