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無敵戦士は愕然としていた。信頼していた仲間というか子分たちにこの様な物言いをされれば当たり前か。
隣で聞いていたレオとベレッタは必死になって笑いをこらえている。
「笑うな!」
まだ夢の続きでも見ているのだろうか。席に着くと、ネック隊長とマッジ隊長の話が聞こえてきた。
「そういう訳で、ハト隊のアキナが小隊長になったらしい」
「なるほど。オレ君やグラグラ君も中隊長補佐になったというし…」
思わずスープを吹き出しそうになった。慌てて端末を出すと自分のユーザー名を確認してみた。
僕の名前がハルトでなく、ハトになっている。
『馬鹿な…』
「どうした、タイショー」
『名前、確認して、みろ』
「へ…?」
レオは端末を出すと、すぐに「何だこりゃ!?」と声を荒げた。隣でレオの端末を覗き込んだベレッタも口元を手で覆った。
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