お前だ!

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「で、ソコに所属したって事はココから出て行くって事でオッケー?」 教授だか博士なんだから寮でも良い所に住めるんでしょ?と彼女は一旦作業を止め、振り返って問いかける。 「えっ?いやそれは…」 予想外の問いに何故か青年がチラッと彼を見て言い淀む。 「…魔導協会に所属したら必ず寮に入らなければならない、というワケでもないんだ」 「…チッ…なーんだ…」 彼が微妙な顔で軽く説明すると予想と違ってたからなのか、彼女は舌打ちして落胆したように呟く。
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