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並んで入場し、それぞれの椅子に座る。
「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。本日は……」
校長らしきおじいさんのお話が始まった。見た目はそのまんまおじいさんって感じだけど、すっごく強そうだな……。
「新入生代表、レオ・バートン」
「はい」
金髪のかっこいい顔をした男の子が壇上に登っていく。
(あ、この人昔あった……)
小さい頃の記憶を手繰り寄せていくと、それらしき人が浮かんできた。
(たしか、光の貴族だったはず)
7大貴族の内訳は、天 火 水 風 土 光 闇のはずだから、あと5人いる。先輩の中にも何人かいるらしいし、もしかしたらこの学園に後継者が全員揃うかもしれない。
(みんなと仲良くなりたいな)
そう考えているうちに、悪い予感が、頭をよぎる。
(もしかしたら、僕が弱いから友達になれないかも……)
頭を振って考え直す。
(きっとみんないい人だから、大丈夫！な、はず……)
え、大丈夫、だよね？
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