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(外って、こんなに気持ちのいいものなんだ)
僕は息をするのも忘れて駆け出した。
こんなに体の調子がいいのは初めてだ。
このまま、どこまでも行ける気がする。
(あんなに精霊がたくさん.......。何があるんだろう)
僕はふと目に付いた場所へ向かう。
つるの巻きついた扉を押し開け、少し進んだ場所にあったのは小さな湖だった。
(魔力.......かな? 不思議な水だ)
湖の水は澄み渡っていて、木漏れ日を反射している。
僕は思いついたように地面に膝をつけ、手にそっと水を汲み、口に含んだ。
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