写真でめぐる昔旅♪~伊勢神宮その2~

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○伊雑宮  伊雑宮。  こう書いて、『いざわのみや』と読む。  伊勢市駅から車でおよそ30分。  前にお話しした、天の岩戸へ向かう道をさらに志摩方面に向かう。  天の岩戸からであれば、10分そこそこで着いてしまう。  私は天の岩戸に行ったついでに、伊雑宮にも行くことにした。 ↓山を越えた先にある。伊勢神宮だが、所在は志摩市。0437d5ad-b94b-4d77-adb9-6d9bdc444e64  こちらは皇大神宮の別宮である。  前回の話の話を思い出して頂きたい。  皇大神宮とは、天照大御神を祀る内宮の正式名称。  その別宮だ。  祀られているのは、『天照大御神御魂』。 ……おや?  天照大御神は、皇大神宮にいるはずだが?  ポイントは『御魂』である。  その1で、『荒御魂』についてお話したのを、覚えていらっしゃるだろうか。  神様そのものではなく、神様のエネルギーというイメージ。  ボスの一部、あれである。  つまり、本体は皇大神宮にいるが、ご神威はこちらにもありますよ、という状態なのだ。  では、この伊雑宮も荒祭宮と同じく、『ボスの一部』なのかと。  ちょっと難しいところである。  御祭神だけ見るとそうなのだが、役割としては『チーム皇大神宮』とは独立している。  もちろん、地理的にもだ。  上の地図をご覧頂くとわかるが、この土地は海も山も近い。  昔から、海の幸・山の幸に恵まれていた、と伝わっている。  それを踏まえて、伊雑宮の歴史についてちょいとご説明を。
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