写真でめぐる昔旅♪~伊勢神宮その2~

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 さて、お参りの前に行うべきことがある。  お手水だ。  皆さまのイメージされるお手水場は、どのようなものだろう?  手水舎があって、みんなでそれを囲み、湧いてくる水やたまった水を柄杓ですくって、手を洗う。  こんなところだろうか。  私もそうだと思っていた。  そして、今までお参りしてきた神社のほとんどがそうであった。  ところがどっこい、瀧原宮にきてびっくり。  お手水は、実際に流れている川で行うのだそう。  正規の方法が、これなのである。川でやってもいいよ、ではない。  そもそも、お手水とは川で行うものであった。  内宮にも、五十鈴川という川が流れており、昔から人々はここで身を清めてから参拝をしたと言う。  (ちなみに、今も五十鈴川の御手洗場は使える。冷たくて気持ちいいので、訪れた際はぜひ。)  さすが、元祖・内宮。  昔からの習慣をそのまま引き継いでいるとは。  心の中で拍手を送る熊野であった。  もちろん、何らかの理由で川辺まで降りていけない人のために、お手水場も設けてあるのでご安心を。  車いすなんかは、降りて行くの危ないからね。 ↓参道を、途中右に折れる。石畳の坂道と階段を下れば、小川が見える。445f573f-6e72-4845-a8e7-5d4b7df893f1
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