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遙が特急で最寄り駅まで来てくれるというので、当日車で迎えに行くと彼女は花柄のワンピースを着て現れた。そのワンピースは清楚な彼女に似合っていた。
「どうぞ乗って」
遙を乗せて走り出す。
「どこか喫茶店にでも入ろうか」
「あの、二人だけで話したいの」
「じゃあ、俺の家でも構わない?」
遙はこくりと頷く。
車で15分ほど走ったところに速水のマンションがあった。中に入ると、モノトーンの家具が置かれた部屋にビジネス関係の書籍が沢山置かれていた。遙を居間のソファに案内して、飲み物を尋ねる。
「コーヒーでも入れる?」
「お茶かお水があればお願いできますか」
遙にはお茶を、自分にコーヒーを用意して尋ねる。
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