プロローグ

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「指揮官?」 「…すまない…俺がもっと早く就任していれば」 「どうして指揮官が泣いているの?」 そう、俺は泣いていた…助けてあげられた命があったかもしれないのに…間に合わなかった悔しさと…逃げた前指揮官に対する怒りも込み上げていたのだ 「…君たちは…本当によく生き延びてくれた」 「え?」 「私たちは人形だからまたすぐスペアが来るよ…なのになんでそんな事を言っているの?」 「人形なものか!…君たちは俺にとって大事な仲間だ…そして、これから共に戦うパートナーだ」 「っ!?」 404部隊の全員がその言葉に驚いた…戦術人形でしかない自分たちを…この指揮官は仲間だと言い切ったのだ…まるで人間と同じように接していくつもりなのか?と思わせるように
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