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2.何なの、この企業は最悪じゃないⅡ
私は今、全裸という格好でお仕事をしている。
なんでこんな格好でお仕事をしないといけないのよ。
本当に最悪だわ。
ブラックっててっきりお金の面やお仕事の事かと思っていたけど
ぜんぜん違っていた。
エッチな方のブラックというのがよくわかった。
しかし、そんな事なら早くここの企業を辞めましょう。
早々に辞表を書いてやめるのが得策だわ。
私は辞表を書いている。
すると後ろから声をかけられる。
「新人さん、何をしているの?」
「い、いあ、あのね、そのね……」
私はすぐに辞表を後ろに隠した。
すると社員がそれに気づいて辞表を奪われる。
「それを返しなさい」
「嫌よ、貴女ここをやめる気でしょ」
「そ、そうだわ、こんなブラックな企業やめてあげるわ」
「ふぅ~ん、辞めちゃうんだ」
「えぇっ、そうよ」
社員はこちらをじっと見つめている。
すると社員は私の辞表を破り去った。
「な、何をするのよ、ひどいわ」
「知らない、コネで入社しといていいご身分ね」
「それを言わないで」
「貴女の親がどんな人か知らないけど、娘に甘いのね」
「私の事を悪口を言うのはいいけど、親の悪口を言うのは許さないわよ」
「どう許さないって言うのかな?」
私は全裸でとても恥ずかしい格好をしている。
こんな状態じゃ、反論しても相手には気持ちが伝わらない。
どうすればいいのよ。
「それより新人さん、全裸でいるんだし、そこのデスクの上に座ってくれる?」
「どうしてそんな事をしないといけないのよ」
「先輩社員の言う事を聞けないんだ?」
「わ、わかったわ」
私は言う通りにデスクの上に座った。
「それと秘部を両手で広げなさいよ」
「はい」
私は先輩社員に逆らう事ができない。
やっぱり、ここの企業はブラックね。
私は両手で秘部を広げた」
「あはははっ、本当に両手で秘部を広げているのね」
先輩社員がスマホを取り出すとスマホで撮影している。
「や、やめなさいよ、撮影しないで」
「あらっ、逆らうの?」
「ご、ごめんなさい」
私の秘部が撮影されている。
いくらブラック企業といってもこれはあんまりだ。
本当にひどい……。
「これでいいわね、撮影終了」
「撮影してどうするのよ」
「これをインターネットで流すに決まっているじゃない」
「や、やめて」
「やめてあげない、そうだ言い忘れていたわ、貴女は今日からここで寝泊まりをするのよ」
「どうしてよ」
「これは上司からの言伝」
「そ、それならしょうがないわね」
私はここの企業内で寝泊まりをしないといけないのね。
「大丈夫よ、シャワーもあるし、寝るところもあるから、着替えも既に貴女の親から送られて会議室にあるの」
「はい」
本当に私はこのブラック企業から逃れる事ができないのね。
このままだとひどい末路が待ってそうに思える。
本当に覚悟を決めるしかないわね。
先輩社員の言う事に逆らえない。
私は心の中で頑張るしかないと誓った。
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