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「もし無意識に俺のこと睨んでるなら気をつけた方がいいよ、ほらあの副会長みたいに顔には出さず無理やりでも笑顔を作ってみるとか。将来的にも大事だと思うよ…そういうの」
どどどどうしよう〜
生徒会長絶対誤解してる!
僕が生徒会長のこと嫌いだから無意識に生徒会長のこと睨んでるってことになっちゃってる
ちゃんと誤解は解かなきゃ!
「あっあの、違うんです!別に生徒会長の事が嫌いとかじゃなくて…僕人見知りだから無意識に相手の事睨んでいたりして、気分を悪くしてしまったならすいませんでした…」
会長は驚いた顔をした
「いやいや、こっちこそ三村くんが人見知りとか知らなくて…何かキツく言っちゃたよね」
ふぅ誤解が解けて良かったぁ
「そんなことないですよ!ハッキリ言ってもらって良かったです、将来的に大事なのは本当なので直せるように頑張ります!」
僕も一応、会社を受け継ぐ側だし、ありがたいアドバイスを貰えてよかった
あっ音楽止まった
僕は次に移動しなきゃいけないので、会長が手を離す
「生徒会長ありがとうございました!」
会長に向かって頭を下げる
「こちらこそありがとう、ちびっ子」
いえいえ…ん?今なんて?
「…ちびっ子?」
会長はあっしまった…という顔をしたが僕は聞こえてしまった
会長の口から「ちびっ子」…僕今まで言われたことなかったのにぃい(泣)
※気を遣われていただけです
「えーと…もう人見知りしなくていいんだよ?」
先輩は苦笑いしてこちらを見るが、僕は睨むことを止めない
「これは本当の睨みです!!」
会長酷いです!
そう言いながら僕は頬を膨らませて次の所へ足を運ばせた
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