プロローグA: 幼なじみの片想いが3周年らしくて困ってます

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「たぶんまた、向こう脛蹴られたぞ」 「そうだねえ」  そうなると、大抵は――。 「あー、もう朝からホンットムカつくっ!!」  ――シュウスケをとりあえず独りにして、こちらにやってくるエリカちゃん。 「コドモなんだよな、結局」 「似たもの同士」 「っていうか、似たもの夫婦」 「言えてる」 「ちょっと何、ふたりして雰囲気作ってんのよ」 「別にー」 「別にー」  ――なにを言うか。君らには到底敵わないよ。
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