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適当に粉モノで空腹を満たしたところで、改めて参道へと向かう。
――いくつかのお店を経由したが、どこのお店のおじさんもオマケをしてくれた。
ありがたいのだけど、おかげさまでおなかまわりがちょっと苦しかったりする。
結局無事参拝が出来たのは、それからかなりの時間が経ってからだった。
時々並んでいる列を振り返って様子を眺めてみていたけれど、振り向くたびに列のうしろにまた列ができていた。
切れ目のない列とはこのことか、とちょっとだけ感心したくらいだった。
「おみくじとか、お守りとか買ってくだろ?」
「うん。ユウイチは何か買ってこいとか言われてるの?」
「……思いっきり」
「うわぁ」
見せつけられたのは熨斗付きの袋。
0の数がいちばん多いお札が数枚入っていそうだ。
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