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俺は史人さんと触れるだけのキスをしてしまった。
史人さんは柔らかく笑っているが俺は内心心臓がバクバクしていた。
初めてのキスだったからだ。
「ちょっと煙草吸ってきてもいいかな?」
「いいよ」
史人さん煙草なんて吸うんだ…
知らなかった。
しばらくして帰ってきても史人さんはいつものいい香りだった。
最近はやりの電子煙草なんだろうかなんてどうでもいい事を考えていたら
「そろそろ良い時間だし寝ようか」
と案内されたのはダブルベッドだった。
「ここで一緒に寝るんですか?」
「うん、こんなおじさんとは嫌かな?」
なんて寂し気な顔をするもんだから俺は咄嗟に
「別に大丈夫ですよ」と言ってしまった。
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