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俺はキスの感覚が忘れられなくなりしばらく眠りにはつけなかった。
…―――――
「ごめんね、送れなくって」と申し訳なさそうな史人さんに「全然大丈夫仕事頑張ってね」と返事をし別れた。
帰りの電車の中で昨日の事がずっと頭から離れなかった。
考えたいのに頭が回らないというか…
なんというか…――――
次会うときどんな顔して会えばいんだろう…なんて気にしてるのは俺だけなんだろうな…史人さんキスなんて慣れてるだろうし…
胸の辺りがズキっとした…俺史人さんの事が好きになったんだろうか…
いや…男だし
色々気になりバイト帰りに史人さんの店の前を通って帰ってみた。
いつもは定休日にケアしてもらってるので他のお客様が来ている所を見た事がなかった。
覗いてみると柔らかく笑う史人さんが女性のお客様の手を持ってネイルをしていた。
モヤっとする…
…――――
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