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結局俺はあの後楽しくもない文化祭を過ごし帰宅する。
『今日は本当にごめん、告白は…上手くいったかな?』と史人さんからのメッセージも無視して俺は眠りに着いた。
それから史人さんもコンビニには顔を出さなくなっていた。
俺の事嫌いになったのかな…乙女チックな思考が過る。
こうなったのも自業自得なんだけどモヤモヤした気持ちが拭えずにいた。
バイトの帰り道…俺は史人さんのお店の前にいた。
今日は定休日だからいないと思うけど一目でも見れればいいと思っていた。
そこで目にした光景は梨花ちゃんが史人さんと楽しく会話しながらケアを受けている所だった。
一瞬史人さんと目があってしまったが俺は走って逃げてしまった。
なんで定休日に梨花ちゃんといるんだよ。
結局付き合ったのかな。
俺の手がいんじゃなかったのかよ。
俺は電車を使わずに帰宅した。
1人とぼとぼと歩き、何も考えれていなかった。
30分ほどが何時間も経って思えた。
家に着くと家の前には史人さんの車が止まっていた。
俺は無視して家の中に入ろうとすると
「虎太郎君」と焦った声で呼び止められる。。
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