あの子の正体
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また夢の中でその子が来る。 「もう。いないのに話しかけてって私どうしたらいいの」 その子はしょぼんとした顔をしている。 「いるよ。図書館の落ちた本にいる」 「は?」 ここで夢が終わる。
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