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冬生まれの僕。
冬生まれの兄さん。
僕達は、
冬が好きだった。
だって、
一緒に温まれる。
僕と兄さんは、
毎日一緒にお風呂に入っていた。
それは小さい頃からの習慣で・・・
僕が高校生になった今でも続いている習慣だった。
僕とは全然違う兄さんの体。
僕は少しだけ、
羨ましかった。
この体で葵お兄さんのことを・・・
高校に入ってから、
僕は性に関してとてもナイーブになっていた。
それは、
なんで僕の恋愛対象は葵お兄さんなの?
普通は、
女の子を好きになるものでしょ?
でも、
僕の一番は、
ずっと変わらず葵お兄さんだった。
葵お兄さんは成人してからも、
ずっと変わらず綺麗で大人で優しくて可愛かった。
僕が可愛いなんて、
言っていいのか分からなかったけど・・・
兄さんが葵お兄さんを好きなのも分かるよ。
だって、とっても綺麗なんだもの。
葵お兄さんは、
女性的な美しさを持っていた。
だから、
明るいサラサラの髪の毛、白い肌、体毛も少ない。
僕が初めて葵お兄さんの裸を見た時から、
全然変わってない。
兄さんの代わりにと言って、
僕と一緒にお風呂に入ってくれた事が何度かあった。
その頃から、
葵お兄さんの体は全然変わらない。
そして兄さんは、
たくましい筋肉を身につけていた。
男の僕でも羨ましくなるような・・・
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