白い解放

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 次の日私の部屋に荷物が届く、骨折しようと決めた時にネットで注文した品。 片腕で厳重に梱包してある段ボールを開けるのには文字通り骨が折れた。 中には入浴時にギプスを濡らさない為のビニール製のカバー。そして大人用の紙オムツが入っていた。 私はあの日の失禁・・・お漏らしの快感が忘れられなくなってしまった。 (とうとう買っちゃった・・) 背徳感にも似た感情を押さえつつ、箱の中から紙オムツを取り出す。 説明書をみながら紙おむつを開き尿取りパッドを内側の中心に入れる。 ドキドキしながら裸になって紙おむつの上に仰向けになった。 (いいの?・・やだ私ほんと・・) 誰も居ないのに恥ずかしくて赤面してしまう。 尿取りパッドがズレないようにしながら股間の間からオムツを引き上げ、腰の両端を折り返しテープでしっかりと留めた。 不自由な左腕での作業は思いのほか大変で何十分も掛かってしまったけど、なんとか成功した。 「サイズ大丈夫かな?漏れたりしないよね」 同世代の女性が絶対にしないであろう心配をしている事には気付いていない。 立ち上がり鏡に写る自分の姿をじっと観察する。 裸で片腕をギプスで直角に固定され紙オムツをあてたその姿は本当に自分なんだろうか? (私、変態になっちゃったのかな?) 自分の頭の中を心配すると同時にひどく興奮もしていた。 何となく全裸は気が引けたので、オムツをしたまま部屋着のTシャツとスウェット姿に戻る。 何をするわけでもなくTVを垂れ流しながらスマホをいじっていると何度か尿意をもよおした。 しかし、いざ放尿しようとすると理性が邪魔をしてその都度チャレンジは失敗してしまう。 (う・・ん、ダメ、意外に難しいかも)
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