白い開自

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 シャワーのお湯とは違う生暖かい液体の感触が、私の太ももからふくらはぎを伝わって足元の排水溝に流れていく。 勢いよく漏らしてしまったせいで、シャワーを浴びせていた紗英ちゃんの手にも私の尿はかかってしまった。 「う・・・ぁ・・ああ・・あ・・あ・・・・ん・・・・あっ・あっ・・・」 ガクガクと足は震え力が入らなくなり私は膝から崩れ落ちる、ギプスで固められた両腕が床に当たりゴツンという音を立てた。 とうとう紗英ちゃんの眼の前で漏らしてしまった。 その背徳感と全てをさらけ出した解放感は私の脳のリミッターを強引に引き千切る。 ガクガクとした震えは全身に広がり口を閉じることさえ出来ない、両腕をギプスで固定されていなければ紗英ちゃんの前でも自分を慰めていただろう。 「・・・ああ・・ぁ・・・・うん・・・・・」 ギプスで固定され自由にならない両腕がもどかしい。その拘束感は更なる快感を追加していた。 (ああん・・手が届かない・・ムズムズしちゃう・・ああん) 自分を慰めたくて目の前に居る紗英ちゃんを無視してしまう。 「由香ちゃん・・・・由香ちゃん・・・・・」 そんなだらしない私を見る、紗英ちゃんの表情は恍惚としていた。 「・・ぐっ・・ 」 いきなり私の唇は紗英ちゃんの唇で塞がれた。 力強過ぎて歯と歯がカチンと音を鳴らした。 紗英ちゃんは膝立ちになって私の脇にしがみ付くように抱きついてきた。 お互いの胸と唇が更に押し付けられる。 (紗英ちゃん?・・・柔らかい・・) 不意を突いた行動に我に返った。 「由香ちゃん・・あたし、もう我慢できない」 唇を離すと紗英ちゃんは顔を赤らめ荒い息遣いで、そう告げた。 「えっ?うっうん?」 「さっ行こう」
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