白い開自

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何が何だかわからず生返事をして私は紗英ちゃんに促されるまま、ベッドルームに向かう。 2人とも身体を拭いていないので、床はビチョビチョに濡れてしまった。 紗英ちゃんは優しく、それでいて乱暴に私をベッドに押し倒した。 「由香ちゃん、大好きっ」 「んぐっ」 再び唇を塞がれる、が、今度は口内に舌が侵入してきた。 (紗英ちゃん?・・ああんぁ) いつの間にか私の股間で紗英ちゃんの指がさわさわと蠢いている。 「大丈夫、女の子は初めてって訳じゃないから」 紗英ちゃんは熱い吐息混じりに耳元で囁く。 (あああ・・・あ) (気持ちい・・初めてじゃないって・・?) 今度は私のお臍から胸を舌がねっとりと這う。 「いつでもイっちゃっていいからね」 いつもとは全く違い囁くような話し方は凄くいやらしく感じた。 左手は私の髪をグシャグシャと乱暴に乱す。同時に右手と舌づかいは緻密で繊細な動きで股間と体中を這いまわる。 「んはっ・・ん・・」 (紗英っ・・いい・・いい・・) 快楽の波に溺れながらも、その繊細で緻密な動きに関心さえしてしまう。 「由香ちゃん、由香ちゃん」 紗英ちゃんは時折そう呟きながら私を弄り続けた。 「あん・・・あっ・・ひっ・・い・・」 ギプスの両腕とつま先を断続的に引きつらせ、身は悶え唇からは涎が垂れた。 紗英ちゃんがようやく右手を離すと、そこからは弄ばれ続けていた私自身が滴り落ちていた。 「すっごい溢れてるよ」 「やだ・・恥ずかしい・・・」 安っぽいAV のようなセリフを聞かされながらもドクドク脈打つ下腹部の熱は上がるばかりだ。 今度は両足を拡げられた、右手で掴まれている膝裏が濡れて冷たい。 「んはっ・・ん」 紗英ちゃんはそのまま顔を埋める。 「やだっ、やめっ、汚い、はっはあ・・あ」 必至に抵抗しようとしたけど、肘を曲げた状態でギプスを巻かれている左腕は役に立たない。 同じくギプスを巻かれた右腕も長いこと使っていなかったせいで、逆らえる筋力が残っていない。 紗英ちゃんの舌づかいと聞こえてくるビチャビチャという淫猥な効果音に体中の力は抜け落ちてしまい、されるがままになってしまう。 (ダメ・・もう・・我慢・・あっ) 「んあっ!あああああああああああっ・・あっ・・あっ・・」 とうとう我慢できず大声をあげて私は絶頂に達した。
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