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まだ寝てる。やっぱり君はお寝坊さんなんだから。
ほらほら、良いお天気だよ。
気持ちいいよ。窓開けようよ。
あ、先にご飯でも良いけどね。
『うぁー冷たい~』
僕のお鼻はしっとりなのです。
君がこれでも起きない時は、首にもふもふアタックしてから高速ぐりぐり!
これで絶対起きるもんね。
今日はしっとり攻撃で起きたのでぐりぐりの刑は無しにしたげる。
『おはよう、ご飯にしよっか』
はいはい待ってました!
じゃあ僕はもう少し身だしなみを整えるからね。
水道からお水を出す音がして、カチン、ぽわっコンロに火のつく音もして、冷蔵庫が開く音、閉める音。
お湯に大好きな物が入って暫くすれば──
うーん!良い匂い!
水でさらっと冷やしてから、冷ましつつお皿にほぐしてそこに熱を取ったスープも入れたら完成!
『おまたせ、どーぞ』
ふわぁー!これ、君がお休みの日の特別メニュー!
ほぐしささみのスープ!
僕はこれが大好きなんだ。
思わず口をペロリと舐める。
はやく、君のご飯も準備して!一緒に食べよう!早く早く!
『もう、また待っててくれるの? 好きなもの目の前にして我慢しなくっていいんだよ』
いいの!君と食べるから美味しいの!
『わかったわかった、ありがとう。すぐ出来るからね』
炊けたご飯に焼いた鮭、鮭も美味しいけど君たちのは塩がいっぱいで僕じゃ食べれないしね。匂いだけは良いかおり!
お味噌汁とおとーふも食べるんだ。
『さ、出来た』
じゃあ、
『じゃあ』
いただきます!
『いただきます!』
君と食べるご飯は美味しい!
君と食べるから美味しい!
心もお腹もほわほわ満タン
今日もご馳走さま!
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