最果ての世界へ

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最果ての世界へ

皆がきっと考えるであろう未来、過去、現在、この3つの存在を... それはいつからだろうか。 ふと空を見上げるといつも通りの青い空。たまに雨や曇りになったりするがそれも自然現象と言うやつだろう。 しかし、それがいつから始まり、いつまで続くのかは分からない。 世間では南海トラフとか巨大隕石とかまだ分からない未来の事を話しているがそんな事に関心を向けたりなんかしない。それこそ、自分が死ぬ時なんてそれはごく自然のことで生物なら必ず通る道である。 では、そのあとはどうなるのか?そんな事は誰にもわからない。偶に生き返ったとか言う人がいるけど、そんなもの俄には信じ難い。 きっと、それも含めて全ての物事が自然現象という枠に収まるのだろう。 未来なんてそんなものだ。自然に時間は経っていき、その時間という枠の中で人類は生きている。 過去だってそう。過去、この時代を描こうと奮闘してきた人達も世界からすればたった1粒の米粒でしかない。 また、人々がその時間の中でどれだけのことを成し遂げ、築いてきたなんてことも興味無い。 しかし、それは次の人達へ続くバトンとなる。それを絶やすことなく繋いでいくことにこそ価値がある。 それでも、所詮は時間に捕われた存在。いくら頑張ろうと無駄な足掻き。それもいつか絶える物。だから、私は酷く落胆した。これ程までに価値のある物を紡いできた人達が既に滅びる運命にあるという事に。だから、一冊の標本にして纏めよう。私は決意した。いくら自分自身を犠牲にしようと人々を守り抜くと。 「創世輪廻・人類改編式・運命死別・創世滅亡 さぁ、これぞ改編。運命よ、汝は既に滅びた。焼却せよ。 ▪️▪️▪️▪️ ▪️・▪️▪️▪️▪️」 そして、世界に終わりの始まりが訪れる
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