シィット

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「おにごっこしましょう」 「そうしましょう」 「A君おにね」 「おにね」 「みんなっ、にげろーーーーー」 A君はひとりぼっちになってしまいました。これからどうしようかとおもい、外に出ました。おにごっこなのだから、つかまえなくちゃ、そうA君はおもいました。 「みんな、みあたらないなぁ」 おにごっこにむちゅうになって、みんなA君からにげてしまったのです。A君の周りには、ともだちも、ぱぱも、ままも、ばあちゃんも、さかなやさんのおじさんもいなくなってしまいました。 「みんなをみつけなくちゃ!」 A君が指笛をふくと、じめんからめきゃめきゃとわれるおとがします。 がおぉぉっとかおをだしたのは、A君のペット、シロです。 「みんなをさがしにいこう」 そういうと、A君はシロにのりました。シロはおなかがへっているのか、きばからよだれがべちゃべちゃ。 「みんな、まっててね」 さぁさぁ、たのしいおにごっこのはじまりです。
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