初夜*

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初夜*

いざ寝台へ。 私は寝台に上がる前にバスローブを脱ぎました。 寝台の上で正座して全裸待機状態です。 篤史さんは白を基調にした仕事着(お医者さんの格好)のままだったのですが、私がシャツの釦をブチ切ってしまったからか、袖を落としただけでバサリ、床にすべての服を落としてからズボンの腰紐を解いています。 ドキッと跳ね上がる心臓。 だってこれ、ストリップじゃね? 紐を解いた篤史さんは、ゆっくりズボンの端に手を掛けて、ちらっと腰骨あたりまで下げます。 あ!見え…っ!というとこで止めてしまったのは私の視線に気づいたからなのか、恥ずかしそうに後ろ向いちゃいました。 あああかわいいいいなにあれかわいいいいい 後ろ向いたとしても私はガン見ですが、恥ずかしさ堪えて篤史さんは下半身をまとう布すべてをとってくれました。 あああああ美けつううう尻、尻、尻、ぷりんとしてていいかんじ! あれに触りたい揉みたいなでなでしたい! そんな欲望を駄々洩れにしていたのがいけなかったんでしょうか。篤史さんは、ふと何かに気がついて、「ちょっと待っててください」と、どこかへ行ってしまいました。全裸で。 え。 うそん。私放置? そして全裸でどこ行くの篤史さん…! 慌てて私もフルチンで寝台を降りましたがずっこけました。 ええええドリフかよ私っ。 いたたたとぶつけた顎を摩ってたら、篤史さんが戻っていらしたよ。 「はれ? 篤史さん、それは…?」 見慣れぬものをお持ちの篤史さん。 クリスタルな小瓶のようですが、中身が透けててピンク色の液体が見えますね。 香水か化粧水かなと思いましたけども、篤史さんの答えは違いました。 「これは潤滑液ですよ。こちらの世界のは粘着性がありますねえ。成分はスライムだとか」 「スライム?!…わ、わわわ、すごいねばねばですこれ!」 瓶の裏にある成分表を確認しても『成分:スライム液60%』って書いてありました。 残りの40%が気になります。
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