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キーンコーン、カーンコーン 「あ、」 今度のは聞きなれている自分の学校の鐘の音 授業が始まる時間であり、そして次の授業は体育。着替えもしなければならない 入学してから一回も授業に遅れたことのない俺はどうしようと狼狽える。 兎に角、戻ろうと思い学校に足を運ぶ その時足に何かがあたり、それに目を向ける。 あ、生徒手帳だ。 自分のかなと思ったが鞄の中にあるのを思い出し、自分以外でと考えた結果、至ったのは先程出会った美青年のものだった。 考慮する時間も惜しい今、見なかった事にすれば良いものの、俺は拾ってしまった。 そのせいで大変な思いをするとも知らないで
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