私と師匠

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オホンッ! えーっとね、まず、ここが神様の住む国だってことは……はい、言ったわね。 じゃあ、私や師匠も神様なんだってことは……それも言ってた、と。 それならこれから言ってないことを話すから、よく聞いてね……じゃなかった、読んでね。 師匠は雷の神様だ。 そこに弟子入りした私も当然雷の神様かというとそうではなくて、花の神様を目指している。 どうして花の神様になりたいのに雷の神様の師匠に弟子入りしたかは……これは前にも書いたよね、思い出せないの。 無責任だって? それはそうなんだけどね。 ほら、そうやってすぐ物を投げる! 怒りっぽい読者しかいないの?(作者「読者の皆様、うちのローズがすみません、すみません、すみません」) で、目指してるとかなりたいとかいう言葉から推測できるように、私はまだ半人前の神様の卵。 本物の神様じゃない。 別に出来が悪いわけじゃなくて、私くらいの歳は見習いの段階なのが普通なのよ。 すっごい優秀な子だと、すでに神様になってたりするけどね。 それで最初のページにあったように、一人前になるため師匠を見つけて同居するか、家から師匠のところに通うのが常だ。 えーと、これで必要なことは全部言った? 書き忘れてたら後で話すから、ここは本編を進めちゃうね。 場面は、師匠が雷を廊下に落としまくってるところから……。
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