自信のつく薬は男に飲ませるな

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「それじゃあ、うちのクラスの出し物は演劇でいきます。演目は各自考えてきて下さい」 ホームルームが終了する。 「ああ、困ったわ」 「どうしたの?」れい子が女子に聞く。 「何で私が主役なのよ」 「あなたは見た目がかわいいし、記憶力もあるから主役にぴったりよ」 「だけど大勢の前でセリフ言うの恥ずかしいし。というか普通、演目のあとで配役をを決めるんじゃなくて?」 「はいこれを飲んで」 「何それ、エナジニール?・・・うん、できる気がしてきた。主役が男なら男装すればいいし」 「その意気よ」 「それじゃはんこをもらってきます」 れい子は生徒会室に来た。そして入っていく。 「もう~大変」 「何ですか生徒会長」 「書類がいっぱいあってはんこ押すの大変」 「それじゃあこれを飲んで」 「・・・あ、がんばれる気がしてきた。よ~し。それより、次期生徒会長はあなたね」 「それはどうかしら」 「文化祭当日までもうすぐなのにみんな仕事しないの。特に男子」 「飲んでみなさい」 「ああそれ。だけどそれ男子に飲ませたほうがいいんじゃない?」 「男の人には飲ませてはいけないと書いてあるのよ」 「それで私が飲むわけ?え?・・・わかった、男子をうまく説得してくる」 「がんばってね」
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