「序」

4/11
前へ
/778ページ
次へ
辺りは夜で建物内は薄暗く、それでも警戒しながら進んでいく。 一番危険な状況は警備達の物量作戦だ。 ひとり相手や少数精鋭相手なら何とかなるが、とにかく数で攻められると面倒なことこの上無い。 後は、侵入に一回は見つかって逃げれてもそこにはしばらくはお宝を盗めない。 所謂、計画失敗に終わる… 失敗してもまた行こうと思えば、次来た時には警備が厳重になっている。 一応、逃げる手段なら幾らでもあるが、なるべく失敗しないようにその日の昼間や数日前から建物に潜入し、偵察し一般人を装って中に正規な手段で入っている。 お宝は当然に厳重に守られているので、建物内の造りや潜入ルートを予め、決めておく必要がある。
/778ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加