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そのガラスケースをミラージュクナイダガーを取り出してそのガラス面を綺麗に切る。
「…これぞ、匠の技、ね」
難無く、そのガラスの面を床に置き、絵画をその中から取り出す事に成功した私はそのお宝を抱えてミラージュ飛行で屋上へと向かった。
もうあのフロアにはお宝は無く、もぬけの殻だった…
「あっ…」
私は情け無い声を出してしまった。
そこには私と同じくらいの黒スーツの青年が立っていた。
スーツ君、ひとりだけ…?
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