誤入学おめでとうございます

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「忍を目指す私の邪魔をするなら、力尽くで捩じ伏せるまでです」 「なっ!」 シズの背後で、ゴーレムの身体が切り刻まれたようにバラバラと崩れていく。 「ありえない……校長室を守るゴーレムをいとも簡単に倒すなど……」 震えたような声で話すとんがり帽子の女の前で、「失礼します」とシズは頭を下げると出口へと向かっていく。 が、異変を感じてすぐにピタリと足を止めた。
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