誤入学おめでとうございます

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その言葉にシズは黙り込んだ。 相手の目を見る限り、おそらくただの脅しではないのだろう。 シズは瞼を閉じると、諦めたようにため息をつく。 「あなたがなぜ急に忍者になりたいと心変わりしたのかはわかりませんが、そのプルーフが左手にある限り、この学校を卒業するまではもとの世界に戻ることはできません。わかりましたか?」 「……」   とんがり帽子の女の話に返事をすることもなく、シズは扉まで近づくと取っ手をぎゅっと握る。そして、静かに外へと出て行ってしまった。
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