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「そっか、運命は変えられないのかな……」
と男性も訳のわからないことを言ってため息をついた。私が戸惑っていると、
「ちょっと話そうか」
と言われ、私は男性について行き、人気がない路地に行き着いた。
「ここでゆっくり話そうか」
疲れた表情の男性が笑みを浮かべ、私は少し怖くなり、忍ばせている短剣に手を当てた。
「僕は魔王だ」
魔王と言った男性に驚いたのもつかの間、私は反射的に魔王に突進していった。
魔王は微動だにしない。
私は魔王の腹の真ん中に剣を突き立てた。
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