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「はぁっ……、マタル、も、もう出るっ! 出そうだっ!」
「どうぞ、我慢なんてする必要ないんだから」
アシームは腰を突き出し、更なる快感をねだる。男らしいアシームが情けなく絶頂しそうだとうわ言の様に繰り返す。それがなんだか可愛らしく、衛兵として城を守る勇敢さなど微塵もない。
「ちゃんと見てるよ」
「やだ……、あっ! あっ、あぁぁあぁっ!」
甲高い声を上げて、アシームは果てた。勢いよく飛び出した白は、俺の手のみならずアシームの胸を汚す。そのコントラストに、俺は自分が興奮していることがわかった。
「旦那、上手にできたね」
「ほ……、本当か……?」
「すごく可愛かった」
汚れていないほうの手でアシームを労うように頬を撫でる。それにうっとりと目を細め、俺の手に自分の手を重ねた。俺はそこからスルリと手を引き抜くと、まだ荒く上下させている胸へと滑らせる。そして主張をしている突起をキュッと摘んだ。すると安心していたアシームの体が跳ねる。
「はぁっ!」
「ココも、すっかり可愛くなって。まるで女の子みたい」
「わ、私は……、女では……」
あんなに可愛い声を上げていたのに、まだそんなことを言うのだろうか。それが少しおかしい。今からする行為はまさしく、女にするためのものなのに。
「今までは、ね。でもこれからは……」
そこで言葉を切って、俺は白濁が飛び散った突起を強く吸った。アシームは唇をかみ締め、声を上げまいとする。しかし漏れ出るその吐息は熱く、感じているもがよくわかった。
「ほら、奴隷に乳首を攻められてまた大きくなってる」
「そんなこと、言わないでくれ……」
「だって本当のことじゃないか」
身分の低い者に好き勝手にされる。それを強調することでアシームの羞恥心をあおり、自分が犯される側だということを再度認識させた。
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