輝かしい無関心

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 それから、男は地下街をうろつくようになった。  様々な店を見て、どこに何があるかを見て回った。  腹が減ったら飲食街へ出向き、腹が膨れたらまた徘徊した。  ぐるぐると何周も地下街を回った。  誰も自分に話しかける者はいなかった。  彼は気持ちが大きくなった。  なんだ、こんなもんか。  そんな矢先、花屋で彼女を見かけた。
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