花火大会

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一瞬躊躇ったけど、覚悟を決めて腰の紐の結び目を解くと白い肌があらわになった。 いざこう脱がし始めると寝込みを無理やり襲っているような背徳感を感じてしまってドキドキする。無意識に呼吸が熱くなる。 俺は友達、これは着替えさせるだけ…と頭の中で繰り返して必死に理性を保っていたけど、すっかり露わになった色白の柔らかそうな太腿とか、掴んで後ろから突いたら壊れそうな細い腰とか、パンツの控えめな膨らみだとかを見たら流石に人より堅い方だと思う俺の理性も吹き飛びそうだった。 否応無しに下半身に熱が集まるのを感じる。 航くんの身体は俺がしていた妄想の何万倍も綺麗で、エロくて、蕩けるくらい優しく抱きたいって欲望でいっぱいになった。 叶うはずもない願いだとは分かっていたけど、この子を抱けたらどんなに幸せだろうって、そう思わずにはいられなかった。 そんなことを考えていると下が限界を迎えそうだったことに気づく。 勃ちすぎて痛いなんて経験は初めてで、急いでトイレで抜いたけど全然収まらない。 興奮しすぎだろ、と自分でもちょっと引いたけど身体は素直だ。 今夜は眠れそうにない。 はぁ、と1人深くため息をついた。
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